笠地蔵

童話の話です。外国の童話には、残酷・悲惨な終わ
り方をする話もある。日本で出版される時は結末を
少しかえているものもあると聞く。
残酷・悲惨は教育上良くないという判断なんでしょ
う。日本の法律は性善説をもとに成り立っているら
しい。でも、時代が違ってきているのではないのか。
現実は残酷・悲惨な話が多い気がする 。

万引きで経営を脅かされる店。
殴る加減が分からず、結果の殺人。
いじめで苦しむ子供達。

『だからなんなんだ』と言われそうだが、童話の定
番エンディング「その後幸せに暮らしたとさ」。
人生、幸せも不幸せもある。程度はあるが、現実を
子供の頃から包み隠してしまうのは如何なものか、
そろそろ性悪説もありかな。

                        イラストは筆者の作品です。